過去2回のテロについて・・・
悲しいことですが バリ島では
2002年10月12日(金)
2005年10月1日 (土)
の過去2回、爆弾テロが発生しました。
これから先、2度とこのようなことが起こらないことを願うばかりですが
現実的なところ バリ島旅行を楽しむ上では 避けて考えずにはいられな問題でもあり
万が一、再度テロが起きた場合に備え 少しでも被害を避ける手掛かりを探す上でも
過去2回のテロについて 一般的に言われている状況と
日本には伝え聞こえてきていない バリ島(インドネシア)内で 語られている事柄なども含め
再度、検証の意味も含めて 2回のテロの状況について書いてみたいと思います。
1回目のテロ : 2002年10月12日(金)
深夜11時過ぎ レギャン通りにある サリクラブ前に停めてあった車が爆発。
多数の死傷者を出しました。
一般に伝え聞こえてくるテロ犯行の理由としては
・ アメリカ同時テロ事件と同様、アメリカ国民及び アルカイーダに抵抗する勢力に対しての
イスラム教過激派グループの 報復 無差別テロ攻撃であり
・ イスラム教の神聖な儀式である ラマダンの前に行った攻撃。
多分、大枠としては この通りだと思うのですが ただ 何故、サリクラブがターゲットになったのか
については 理由が見えてこない部分があります。
そこで インドネシア内(バリ島内)で テロ前後に 実しやかに言われていたこととして
・ テロ発生数ヶ月前から オーストラリア政府が インドネシアに対して
「 インドネシアは バリ島経由でアルカイーダのメンバーを逃がしている 」
「 イスラム教国のインドネシアは テロ支援国家だ! 」
「 テロの支援は 今すぐ止めろ! 」 ・・・
このような非難声明を 執拗なまでに何度も オーストラリアのテレビなどを通じ 大々的に行っていた。
この段階で バリ島住民の間では
いつかイスラム過激派が怒りを爆発させ 何か行動を起こすのではないか
という心配が囁かれていた。
・ 爆弾テロの対象となった サリクラブは オーストラリア人を中心に 欧米人の客がほとんどで
ローカルのインドネシア人は 入場できないお店であり
毎週、週末の夜は サリクラブ周辺に集まる欧米人によって 大渋滞が起こる場所であった。
このような状況であったことにも 目を向けておく必要があるかもしれません。
2回目のテロ: 2005年10月1日(土)
夜、7時前後に クタスクエアーにある 中華系レストラン・カフェ 「 ラジャス 」 と
ジンバランビーチの イカンバカール ( シーフードバーベキュー ) の3箇所で ( ジンバランは2箇所 )
爆弾を使った 無差別の同時多発テロが起き インドネシア人、日本人を含む 多数の被害者がでました。
このテロについて 日本にいて伝え聞こえてくるところでは
・ アメリカ及び テロ非難国への 無差別テロであり
1回目のテロ後 各国当局による取締りで イスラム過激派の指揮系統がバラバラになり
爆薬等の手配も難しくなった為 小規模の爆弾テロを 複数箇所で行った。
1回目のテロとは違い 欧米人以外も多数いる場所を狙った犯行になっており
テロ攻撃のターゲットを 予測することが非常に難しくなってきた。
ということだけだと思いますが バリ島内では これに加え
・ テロの犯行現場になった ラジャスのオーナー( 華僑の人 )が イスラム教徒( 特に過激派 )に対して
執拗なまでに批難を行っており ローカル・インドネシア人からも かなり嫌われている存在だった。
・ 同時テロが起こった時 ジンバランのイカンバカールでは このオーナーの娘の結婚パーティーが行われていた。
・ テロ後、このオーナーは 自分が再度襲われることを恐れ 警察に助けを求め 逃げ回っていた。
という状況であったことから この2回目のテロは ラジャスのオーナーを狙った無差別的な犯行であった為
イスラム教徒を含んだインドネシア人も多数被害にあった。 とも言われています。
2回のテロ後、各国では ラマダン前後にテロの可能性が高くなる と言われるようになっていますが
1回目のテロは 犯行日 10月12日、 この年のラマダン入り日 11月6日
2回目 犯行日 10月1日、 ラマダン入り 10月4日
と ラマダンに入る前に 犯行が行われています。
これについては、ラマダンが神聖な月であり
このラマダン明けには 刑期に対する恩赦が行われる( 最大6ヶ月の刑期短縮 )ことなど
も理由のひとつと言われているようです。
以上のような事柄などが 過去2回の爆弾テロに関わることとして語られています。
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外務省 海外危険情報 【インドネシア】 のページ
テロ被害をどう避けるか・・・
テロの犯行を予測することなんてできるわけありませんが
過去の事例や テロの要因となった世界情勢などを考えることで
標的になりそうな 場所やタイミングを 各自で 予測、想定してみるなど
少しでも 被害に遭う確率を減らすことの役に立てばと思い
この記事を書くことにしました。
1: テロの目的
バリ島以外で この数年の間にあった
2003年3月 ジャカルタ・マリオットホテルへの爆弾テロ、
2004年4月 オーストラリア大使館への爆弾テロ
この2件のテロや 前項( 過去2回のテロについての検証 )でも書いた
バリ島での 2回のテロの状況から考えると ( 1回目のテロを重視すると )
やはり アメリカ 及び オーストラリア への攻撃がベースにあるように思えてきます。
特に インドネシア国内のテロということで考える場合 オーストラリア政府の言動には
充分気を配る必要が あるのではないかと思います。
もしくは イスラム過激派に対する 激しい批難声明を出している個人や団体、国などがある場合も
注意が必要になってくるのかもしれません。
2: テロの標的
では 実際のテロ被害を避けるうえで 標的になりやすい場所やタイミングはどうなのでしょうか。
やはり オーストラリア人やアメリカ人が多く集まる場所、イスラム教で禁止されている飲酒に関わるお店
という場所などが 一番被害の可能性が高い場所であることは 間違いないように思えます。
現状のバリ島内で考えると やはり週末の
今 一番夜が盛り上がっているJL,ダブルシックス、
サンタフェ周辺にBARやサロンが集まるJL,ディヤナプラ、
1回目のテロ現場の真横で賑わうMバルゴ周辺のJL,レギャン
などが すぐに思い浮かんでくる場所になります。
上記以外にも気になるのが テロの対象にならないと思っている滞在者が多いウブドなどでも
週末の夜に 人が大勢集まるナイトスポット周辺などは 注意が必要になってくると思います。
テロの目的( 宣伝効果 )から考えると 目立つ場所、人が多い場所・・・ が 犯行現場になっており
このような視点に立った場合、大きなイベントがある時の セントロ( JL,カルティカプラザ )や
テロの危険性を避けた滞在者が多く集まるウブドなどでも
週末の夜など 人が多く集まる場所や時間帯は 危険性を想定しておいた方が良いようにも思われます。
特に インドネシア人以外の外国人が多く集まる場所では注意が必要かもしれません。
但し、冷静に判断してみると 一部の場所以外は
テロを行っても 被害も小規模になることから 宣伝効果が弱いことも確かで
バリ島内の ほとんどの場所では 危険性が薄いとも言われています。
前項( 過去2回のテロについての検証 ) でも書いたように
日本には伝わってこない情報が バリ島内では報道されていたりもしますので
滞在先のホテルのスタッフや チャーターした車の運転手など
現地の人達に 遊びに行く場所の相談などをしてみることも
危険を避ける手段になるかもしれません。
実際のところ 危険を予兆させるような情報がある時期の週末などは
ローカルの人達は 危険を感じる場所には 遊びに行っていないという事実もあります。
バリ島に関わらず 今の世の中、世界中のどんな場所でも テロの危険性があるとも言われています。
私たち旅行をする立場の側としては こういった様々な情報に耳を傾けながら
人任せではなく 自らも状況を判断し行動することが 大事になってくるのではないかと思います。
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